ブラシレスモーターで驚異的な風量を発生するプロペラファンを搭載
シロッコファンの台頭から時を経てプロペラファンの性能が格段に向上していたのをご存知でしょうか?
なにより変わったのはこのクラスでもブラシレスモーターという選択肢が増えたこと。
それ以外にもファンの枚数や形状の洗練と構成パーツの細部に関する技術の向上により現在のプロペラファンは決して侮れない性能を手に入れました。
もとより風量とコストパフォーマンスの面では大きなアドバンテージのあったプロペラファンはこうなるともはや一択といっていいほどの選択でした。
200mm径ファンの採用
風量は簡単に言うと(風速✕制気口の面積)で算出されます。
この掛け算が意味するところは明白ですが、プロペラファンの進化のうち「小型化」は200mm径ファンの搭載という選択肢ももたらしてくれました。
これまで一般的な卓上塗装ブースは100mm~150mm径のものが主流でしたがもう一歩先の口径、200mm径ファンを搭載することによりこの掛け算の答えを大きく変えることに成功しています。
排気の取り回しの都合で200mm→150mm径への変換をかましたとしてもこの答えは大きくは変わりません。
無段階調整ダイヤルを装備
圧倒的な風量を叩き出すブラシレスモーターとプロペラファンの最強コンビ(50Hz帯:894㎥/h 60Hz帯:997.8㎥/h)は無段階調整ダイヤルで回転スピードを制御できる仕様としました。
静音化が進んだとはいえ、これまでの一般的な塗装ブースは弱いもので100~200㎥/h程度、強めのものでも400~500㎥/h程度の風量でした。
これに対し最大パワーで風量800㎥/hを優に超えるNITRO-BOOTHではフルパワーの場合騒音も60dbを超えてしまいます。
そこでユーザー自らが使用する目的やシーンに応じて任意にそのパワーと騒音を制御できるようにしています。
作業スペースを大幅に拡張
筐体サイズに対する作業スペースの割合を大きく拡張するため、一般的なドラフトチャンバー方式のブースとは違った仕切り版(整流板)の形状にしました。
また下部と上部の通風口の面積と整流板の位置関係は入念な調整を繰り返して、大きく開口した下部は正面から塗料粉末を大量に吸い込み、タイトに開口した上部は両端付近に竜巻状の気流を形成し吹返した塗料粉末を巻き取るようにして吸い込みます。
LEDは色温度5500K(ケルビン)のものを採用
標準装備されるLEDライトは十分な光量を発生するのはもちろん、色温度にもこだわりました。
人間が自然な色として認識しやすい色温度は5000~5500K(ケルビン)程度と言われていますが、その中でもより発色を認識しやすいようにやや高めの5500Kに設定しています。
暗くなってしまいがちな塗装ブースの中を明るく自然な色で照らすことができるため塗装の精度向上に大きく貢献します。
その他の特徴
•ハンドルネジの採用で工具不要の簡単組み立て。
•大容量スポンジフィルター付属。
※金属製筐体を活かし、マグネットで脱着が可能なハンドピーススタンドや筐体の手前に取付けできる整流板、追加LEDライトなどなど拡張性も広げていく予定です。
サイズ展開
PROFIX NITRO-BOOTH 450(ヨンゴーマル)
サイズ: W450×H450×D385
重さ:約14.5kg
PROFIX NITRO-BOOTH 550(ゴーゴーマル)
サイズ: W550×H450×D385
重さ:約16kg
セット内容
・NITRO-BOOTH本体(未組立て)
・プロペラファン(取付け済み)
・ダクトホース(直径200mm・長さ1m)
・スポンジフィルター上下1セット分
・LEDライトバー
※PROFIX NITRO-BOOTH 450/550共通
ファンスペック
- モーター
ブラシレスモーター
- 風量
50Hz帯:894㎥/h
60Hz帯:997.8㎥/h- 騒音
50Hz帯:63db
60Hz帯:66db- 電流
50Hz帯:0.6A
60Hz帯:0.59A- 出力(消費電力)
50Hz帯:55W
60Hz帯:60W- ダクト径
200mm
※お使いになりたい環境により150mm径への変換が必要な場合はお客様ご自身で異径継手等をご用意ください。