RAYWOOD【ニトロブース 完全比較】「爆風」か「省スペース」か?塗装ブースの常識を変えるNITRO-BOOTH 全3モデル徹底解説
エアブラシ塗装を始める際、ハンドピースやコンプレッサーと同じくらい、いや、それ以上に重要なのが「塗装ブース」です。
部屋に充満するシンナー臭、舞い散るミスト……。これらを解決しない限り、快適な模型ライフは始まりません。
RAYWOODが展開する高性能塗装ブース「NITRO-BOOTH(ニトロブース)」シリーズには、現在3つのラインナップが存在します。
それぞれに明確な個性と役割があるこの3台。果たしてあなたに合うのはどれでしょうか?
今回は、「350」「450」「550」の全モデルを比較し、その選び方を徹底解説します。
1. 塗装ブースに規格外のパワーを求めるなら:【450 / 550】共通の特徴
まず紹介するのは、NITRO-BOOTHの名を世に知らしめた「モンスターマシン」の塗装ブースたち。スタンダードな450と、ワイドな550です。
この2機種は、筐体サイズ以外の基本スペック(吸引力・ファン仕様)は共通しており、「とにかくハイパワーで吸い尽くしたい」人向けです。
■ コピー用紙が浮く「引力」
最大の特徴は、一般的なシロッコファンではなく、「ブラシレスモーター × 200mm径プロペラファン」を採用している点。
これにより、最大風量は約1000㎥/h(60Hz)という異次元の数値を叩き出します。
A4コピー用紙すら吸い上げるそのパワーは、もはや吸引力というより「引力」。缶スプレーやウレタンクリアーなど、ミストの多い塗装でも部屋の空気をクリーンに保ちます。

■ 無段階調整で「静音」もカバー
「パワーがある=うるさい」は事実です(最大約66db)。しかし、無段階調整ダイヤルでパワーを絞れば、夜間でも使える静音運転が可能。
「昼は全開、夜は静かに」という使い分けができるのが、プロ仕様たる所以です。

2. モデル別解説:あなたに合うサイズは?
では、それぞれのモデルの具体的な違いと、おすすめのユーザー層を見ていきましょう。
- サイズ: 幅350mm(コンパクト)
- ダクト径: 150mm(一般的で設置しやすい)
- 風量: 必要十分(約327㎥/h)
- 音: 静か(約54db)
- 学習机やリビングの片隅に設置したい(幅35cmの隙間でOK!)
- 集合住宅なので、あまり大きな音は出せない
- 主にHGサイズのガンプラや、小物塗装がメイン
- 排気ダクトの取り回しを楽にしたい
【解説】
「置けない」を解決する革命児。450/550ほどの爆風はありませんが、ブラシレスモーター搭載で実用性は十分。スチールボディなのでマグネットで工具を貼り付けられるのも隠れたメリットです。
- サイズ: 幅450mm(標準的)
- ダクト径: 200mm(太い!)
- 風量: 爆風(約 997.8㎥/h)
- 音: パワフル(最大66db ※調整可能)
- 設置スペースはある程度確保できる
- サフや缶スプレーもガンガン使いたい
- 吸引力不足で悩みたくない
- 本格的な塗装環境を構築したい
【解説】
シリーズの原点にして頂点。パワー、広さ、使い勝手のバランスが最も取れたモデルです。ダクトが200mmと太いため、設置場所の窓枠などは事前に確認が必要ですが、導入すれば最強の環境が手に入ります。
- サイズ: 幅550mm(ワイド)
- ダクト径: 200mm
- 風量: 爆風(約 997.8㎥/h)
- 音: パワフル(最大66db ※調整可能)
- 1/60スケール、戦艦模型、長い武器などを塗る機会がある
- ブース内に塗装ベース(持ち手棒)を置きたい
- 作業スペースの壁にパーツをぶつける事故を防ぎたい
- 机の広さには余裕がある
【解説】
450のパワーはそのままに、横幅を+10cm拡張。この「10cm」が、長尺パーツを振り回す際の安心感に直結します。広い作業エリアで、優雅に塗装を楽しみたいハイエンドユーザー向けの一台です。
3. スペック比較表
| モデル | 350 (コンパクト) |
450 (スタンダード) |
550 (ワイド) |
|---|---|---|---|
| 本体幅 | 350mm | 450mm | 550mm |
| 最大風量 | 327㎥/h | 997.8㎥/h | 997.8㎥/h |
| 騒音値 | 54db (静か) | 66db | 66db |
| ダクト径 | 150mm | 200mm | 200mm |
| 重量 | 約11.4kg | 約14.5kg | 約16kg |
| モーター | ブラシレス | ブラシレス | ブラシレス |
| LED照明 | 〇 | 〇 | 〇 |
※風量・騒音は60Hz帯の最大値


結論:選択の基準は「設置環境」と「塗装スタイル」
NITRO-BOOTHシリーズ選びで失敗しないためのポイントは2つだけです。
- 机に置けるか?(幅35cm vs 45cm以上)
- ダクトを出せるか?(一般的な150mm vs 太い200mm)
「狭いけれど塗装を楽しみたい」なら、迷わず350。
「場所はある。とにかく最強の環境が欲しい」なら、450。
「大型キットも塗るし、広々使いたい」なら、550。
あなたの制作環境に合わせて、ベストな相棒を選んでください。
どのモデルを選んでも、RAYWOODが誇る「ストレスゼロ」の塗装体験が待っています。
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