エアブラシ

PROFIX
RAYWOOD
NITRO-COMP

よくある質問・お問い合わせ

【RS-1、TR-02】バッテリーの充電ができない

充電式コンプレッサー付属のバッテリーは
必ず付属の白いケーブルを使用して充電を行ってください。

社外のケーブルを使用した場合、
正常に充電が行えず、「充電中バッテリー残量が発光しない」「コンプレッサーが稼働しない」
等の不具合を生じる恐れがあります。

【RS-1、TR-02】コンプレッサーにホースを接続したい

以下のジョイントをコンプレッサーとホースの間に噛ませてください。

ジョイントパーツが外れない

ジョイントパーツは一度装着してしまうと空気圧により外れにくくなってしまいますが、ペンチ等でしっかり挟んで回すと比較的簡単に外れます。

ペンチで挟むとメッキ塗装が剥がれる可能性がございますが、 布や紙などを挟むと軽減されます。それでも付いてしまう微細な傷につきましてはどうかご容赦いただきたくお願い申し上げます。

※メッキ塗装が剥がれても構わない方は布等を挟まずに、ジョイントパーツをペンチ等で直接しっかりと挟んで回した方が外しやすいかと思われます。

トリガーボタンの戻りが悪い

トリガー周りのグリス不足かと思われます。
トリガー下部のロッドは気密を確保するための「Oリング」というゴム素材の円形のリングの中を通過する形で上下に動く構造となっておりますが、そのOリングが新品状態ですと稀に馴染むまで動きが渋くなってしまうことが考えられます。

下記2点をお試しください。

①トリガーロッドを複数回手で上下に動かし可動部を慣らす
②改善しない場合、エアブラシメンテナンス用のグリス、 またはKURE 5-56のようなスプレータイプのグリスをトリガー金色部分及び下部のロッド部分(Oリング内側)に差す(下記画像の赤色部分)

※トリガー金色部分についている潤滑剤を拭き取ってから塗布をお願い致します。
塗料カップのフタが開かない

付属の塗料カップのフタは、配送中の気圧の関係などで開かなくなってしまうことがある模様です。
以下の方法をお試しください。

  • 蓋を回さずにゆっくり上に引く。
  • 温かい蒸しタオルで蓋ごとカップを温める。
  • カップをタオルでくるみ、大きく開くペンチで真上から蓋を引っ張る。

※他のユーザー様から「軽くゴムハンマーで叩いて振動を与えると簡単に開いた」というご報告もございましたが、
叩いて歪んでしまった場合の責任は負いかねます。

塗料の希釈について

各メーカーから発売されている塗料をエアブラシで噴霧する場合、そのまま使用するのではなく必ず希釈が必要です。
その種類や成分、エアブラシのノズル口径・エアの圧力、また開封からどれだけ経過しているかによって変わるのであくまでも目安程度ですが、 概ね塗料1に対して溶剤が2~3程度の割合です。

実際には溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。
塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。
また、必ず各塗料メーカーが出している専用のうすめ液(溶剤)をセットでお使いになられることをお勧めします。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラー、1200番未満のサーフェイサー、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料は弊社の0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、ノズルに大きな粒が詰まりやすい為、ご使用いただくにはかなり難しくなっております。

もし、希釈がうまく出来ず塗料を詰まらせてしまった場合は下記動画を参考に分解洗浄をお願い致します。

もし、分解洗浄後も改善しない場合はハンドピースの単品販売も行っておりますのでご購入をお願い致します。
なお有償にて点検・修理も承りますのでご希望の場合はその旨とお買い上げ時のご注文番号を明記の上、下記よりお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

<ご注意>
※お電話でのお問い合わせには対応しておりません。
※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。
営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

ハンドピース取扱いの注意事項及びチェックポイント

ハンドピースの取り扱い及び注意事項、各部の調整方法については動画を作成致しましたのでこちらをご覧ください。

#001 Tech Linerシリーズ「箱から出して試し吹きするまで」
 ※今回はTechLinerシリーズを使用しておりますが、他のシリーズでも同様です。

#002 Tech Linerシリーズ「各部の調整と操作方法」~エアアジャスター、ニードル位置、ニードルストッパーの調整~

ハンドピース、充電式コンプレッサーの接続部分の直径が知りたい

塗料カップの接続部(ジョイント部分)の直径は「M6x0.75」となります。

その他の直径
コンプレッサー上部(RS-1以外):M7X0.5
コンプレッサー上部(RS-1):1/8(S)
ハンドピース接続部分:M7X0.5

ホースや他社製ハンドピースへ接続するための専用ジョイントも販売しております。

修理・点検のご依頼につきまして

FAQをご確認の上、お手元での修繕をお試しください。
お試しいただいても状況が改善しない場合は、
必要事項を明記の上、弊社カスタマーサポートへご相談ください。
※有償での対応となります。
※コンプレッサーの修理は行っておりません。

<必要事項>
・点検・修理ご希望の旨
・公式サイト等のご注文番号
・お届け先の郵便番号・ご住所・お名前・お電話番号
・発生している症状の詳細。

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※お電話でのお問い合わせには対応しておりません。
※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。
営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

いきなり塗料が詰まった

ハ商品開封後、まずは全ての機能の動作確認をお願いしております。
この動作確認には、必ず溶剤か洗浄液を使用してください。
いきなり塗料を使ってしまうと、塗料が出なかった場合に、
塗料の希釈等使用方法に問題があるのか、
ハンドピースの調整に問題があるのか、特定が難しくなってしまいます。
動作確認を塗料で行って詰まらせた場合は、分解洗浄を行ってください。

対応するOリングセットが知りたい
PRAYWOOD エアブラシ RS-1, RH-01対応 Oリングキット
→RS-1付属のハンドピース、RH-01に対応。
PROFIX Tech Liner TH-C01ハンドピース対応用Oリングセット
→TH-A01、TH-B01、TH-C01、TH-T01に対応。

分解・洗浄について

うがい洗浄について

「うがい洗浄」はハンドピースのカップ内をきれいにする、ごく簡易的な洗浄方法です。主にカップ内の色(塗料)を変更する際に、都度行います。
※ハンドピース内部に付いた塗料汚れまでは落ちないのでご注意下さい。

※塗装終了時には通常のうすめ液に比べてより強力な、洗浄用の「ツールクリーナー」で洗浄を行ってください。お使いの塗料に合わせた専用の「ツールクリーナー」をご用意ください。

① 塗料カップのフタを外し、残った塗料を塗料容器に戻すか廃棄します。

② ティッシュで塗料カップの内側に残った塗料を拭き取ります。

③ 洗浄液を塗料カップに少量注ぎます。スポイトを使うと確実な作業が行いやすいです。注いだら塗料や洗浄液飛び散るのを防ぐためフタを閉めます。溶剤の量は塗料カップの下のほうに少し溜まった程度で十分です。

④ ハンドピースの先端を指で押さえるか、ノズルキャップを1~2回転程度ゆるめてエアーが出ないようにします。

⑤ 塗装する時と同様にトリガーを操作するとエアーが逆流し、塗料カップにぶくぶくと泡が出てきます。この作業は一般的にエアブラシの「うがい」と言われています。

⑥ うがいをするとハンドピース内部の塗料汚れが出てきます。数秒程度のうがいを2~3回繰り返します。十分に塗料汚れが出てきたら洗浄液をティッシュなどで拭き取るか捨てて下さい。

⑦ もし使い古しの筆や綿棒などがある場合は洗浄液を含ませてカップ内をこすって洗浄すると効率よく綺麗にできます。

⑧ 塗料カップの内側についた洗浄液、塗料をティッシュなどで拭き取ります。

⑨ 「①~⑧」の作業を数回繰り返しながら時々洗浄液を少量ティッシュなどに吹いてみて塗料の色が残っていないか確認します。内部の汚れが十分に取れ、洗浄液を吹いても塗料の色が残っていない状態になるまで繰り返します。※塗料の種類や希釈の度合いにより適切な回数は変わります。

⑩ 最後に洗浄液を全て吹き切っておきます。

※ラッカー系塗料などは使用後に水で洗浄すると固まってしまいますのでご注意ください。必ず各塗料に適した専用の溶剤(うすめ液・洗浄液)をご使用ください。

※前述の通り、うがい洗浄を繰り返すだけではハンドピースはきれいになりません。数回の使用ごとに分解洗浄(オーバーホール)を行い、ハンドピース内部に付いた塗料汚れをしっかり落とす必要があります。

ご不明な点がございましたら下記よりお問い合わせください。

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※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。
営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

ハンドピースの組み立て方

ハンドピースの組み立て方について、動画で説明しておりますので下記【55:37〜】ごろからご覧ください。

もしご自身で組み立てが難しい場合は有償ではございますが点検・修理も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

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分解洗浄(オーバーホール)の手順

分解洗浄の方法については上記動画で説明しておりますのでこちらをご覧ください。

※通常のうすめ液に比べてより強力な、洗浄用の「ツールクリーナー」が各メーカーから販売されています。お使いの塗料に合わせた専用の「ツールクリーナー」をご用意ください。

・パーツの洗浄
パーツの分解が完了したら、細かいところを洗浄していきます。各パーツをうすめ液やツールクリーナーを使い、クリーナーブラシや歯ブラシでしっかり洗っていきましょう。ニードルやボディは、うすめ液を含ませたティッシュやペーパータオルで拭き取りましょう。

・ノズルの漬け置き洗浄
ノズルに詰まった落ちない汚れなどはパーツクリーナーに漬け置き(いわゆるドブ漬け)し、暫く経った後に筆やブラシ等で汚れを擦り落として下さい。
ゴム製のOリング(パッキン)は劣化してしまうので、漬け置き前に極力外せるものは外して下さい。
ツールクリーナーに漬けたものは、その後しっかり乾燥させて下さい。

・各パーツにグリスの塗布
最後にノズルのネジ部分には「シール剤」、トリガーボタンなどの可動部には「グリス」を塗っておくと、動きが格段に良くなります。トリガーボタンの引き具合もグリスを塗布することで調整できます。

動画に関するご不明点等ございましたら下記よりお気軽にお問い合わせください。

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営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

ハンドピースの分解方法

ハンドピースの分解方法は下記動画の冒頭20分間をご覧ください。

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営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

ハンドピース分解図と各部名称

トラブルシューティング

うがい状態になる

1. ノズル、ノズルキャップ、ヘッドアセンブリのゆるみ

ヘッドアセンブリが少しでも緩んでいると、エアーが逆流し、うがい状態となります。
まずはヘッドアセンブリを緩みなくしっかりと締め付けてください。
改善しない場合は、アセンブリがパーツ単位(ノズル、ノズルキャップ、ニードルキャップ、ヘッド)で緩んでいないかご確認ください。

2. ハンドピース各部の汚れ

■ノズルキャップやニードル先端に塗料が残っていませんか。
■ノズル先端に塗料が詰まっていませんか。ノズルが割れたり変形していませんか
■ノズルにOリングは付属していますか。割れたり劣化したりしていませんか。
■ニードルは曲がっていませんか。汚れていませんか。
※ノズルは強く締め過ぎると簡単に折れますのでご注意下さい

一度全体を分解洗浄していただく、またはノズル・ニードルを新しいものに交換していただくと解消されるケースもありますので参考にして下さい。

3.ニードルの引き代が小さくなっている

ニードルストッパー、スプリングケースを締めすぎていると、
ニードルの引き代が小さくなり、エアーが逆流する原因となります。
うがい状態になる場合は、少しだけ緩めてみてください。

また、ニードルガイドを締めすぎていると、
ニードルが締め付けられて動きが悪くなります。
こちらも少しだけ緩めてください。

4. 塗料の希釈

塗料の希釈は種類や成分によって変わります。
塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。
目安程度ですが、 塗料1に対して溶剤が2~3の割合で希釈し、溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラーやサーフェイサー(1200番以下)、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料はこちらの0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、大きな粒が詰まりやすいのでご使用いただくには注意が必要となります。

塗料に慣れ、エアブラシをかなり使いこなされている方でなんとか吹ける、吹けないこともない、といった感じです。

希釈方法につきましては動画でも説明しておりますのでよろしければご覧ください。

5.センターずれが発生している。

センターずれはノズル基部(ノズルを取り付ける金色の部分)が曲がることにより発生します。
基部が曲がることでニードルがノズルに接触するようになり、
結果エアーの通り道が塞がって逆流を起こします。
パーツの取り外し(特にノズル、ヘッドアセンブリ)の際に力がかかると
ノズル基部が変形しやすいため、分解の際には力加減に十分お気を付けください。
ノズルセンター修正ツールもご用意しておりますので是非ご検討ください。

上記お試しいただき改善しない場合は有償にはなりますが弊社での点検も承っておりますのでご希望の場合はサポートまでご連絡ください。

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※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。
営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

【RS-1、TR-02】エアーが出ない

コンプレッサーからエアーが吐出されない場合、
まず、バッテリーの充電残量の低下が考えられます。

必ず付属の白い充電ケーブルを使用してバッテリーを充電し、
再度コンプレッサーの動作確認を行ってください。
※社外のケーブルですと充電ができない場合がございます。

次にコンプレッサー、エアバルブジョイント、ハンドピースのうち、
どれが不具合の起因となっているか確認します。
バッテリー充電後、以下の3項目についてご確認ください。

①コンプレッサーに何も接続していない状態で、
コンプレッサーが稼働し、エアーを吐出するか確認してください。
吐出する場合、エアバルブジョイントかハンドピースを起因とする不具合です。
吐出しない場合、コンプレッサー内の駆動部が損傷している恐れがあります。

②(①の手順でエアーを吐出する場合)
コンプレッサーにエアバルブジョイントのみが接続された状態で、
エアバルブジョイント上部の突起を押し込んだ時、エアーを吐出するか確認してください。
吐出する場合、ハンドピースを起因とする不具合です。
吐出しない場合、エアバルブジョイントの動きが渋くなっている、
内部に塗料詰まりがあることが考えられます。

③(②の手順でエアーを吐出する場合)
ハンドピースを接続した状態でトリガーボタンを押し引いた時、
ノズル先端からエアーを吐出するか確認してください。
吐出しない場合、ハンドピース内に塗料詰まりがある、
ニードル固定ナットが閉まっていない等の不具合があることが考えられます。
オーバーホールを行ってください。

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※お電話でのお問い合わせには対応しておりません。
※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。
営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

塗料がダマになる

塗料がダマになってしまう場合、ニードルの状態または塗料の希釈が主な原因かと思われます。

1. ニードルの状態

ニードルが塗料まみれで汚れているか、変形している可能性があります。
まずはニードルを確認、清掃してください。

ニードルの先端は、注意して扱わないとわずかに曲がってしまうことがあります。万が一曲がってしまった場合は塗料の噴霧に影響が出てくるため、新しいものをお買い求めいただき交換していただくことをお勧めいたします。
※ニードルは消耗品ですので、定期的に新調することをお勧めします

弊社取り扱いエアブラシ用のニードル・ノズルが各3つずつセットになったリペアキットも販売しております。

2. ニードル位置の調整

① ニードルストッパーとハンドルをぞれぞれ反時計回りに回して外します。
② ニードル固定ナットを反時計回りに回して取り外します。
③ ニードルの固定が解除されフリーの状態になります。
この状態でニードルを5mm程度後方にずらしてから再度前方にしっかりと止まるところまで押し込みます。
この作業を行うことでニードルが正しい位置に収まります。
(※あまり強い力で押し込むとノズルが変形したり破損する恐れがありますのでご注意下さい。)
④ 分解したときと逆の手順で組み立てます。
ニードル固定ナットはニードルがずれないようにしっかりと締めこんで固定しましょう。

3. ニードルストッパーの調整

トリガーを引くとニードルが後退し塗料が吹き出す仕組みになっています。
このトリガーとニードルの動く範囲(吹き出す塗料の量)をニードルストッパーで調整します。
反時計回りに回すと引きしろが大きくなり、時計回りに回すと小さくなります。
※用途によって調整して下さい。

4. 塗料の希釈

塗料の希釈は種類や成分によって変わるので目安程度ですが、 塗料1に対して溶剤が2~3の割合です。溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラーやサーフェイサー(1200番以下)、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料は、0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、大きな粒が詰まりやすくなっております。

塗料に慣れ、エアブラシをかなり使いこなしている方でもなんとか吹ける、吹けないこともない、といった感じです。

希釈方法につきましては動画でも説明しておりますのでよろしければご覧ください。

上記お試しいただき改善しない場合は有償にはなりますが点検・修理も承っておりますのでご希望の場合はサポートまでご連絡ください。

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※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。
営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

買ったばかりなのに塗料が出ない

塗料がダマになってしまう場合、ニードルの状態または塗料の希釈が主な原因かと思われます。

1.吹き出し口の確認

ニードルキャップとノズルキャップがそれぞれしっかりと締まっているか確認して下さい。時計回りに回すと締め込むことができます。どちらのネジも指の力で止まるところまで締め込む程度で十分です。

ノズルキャップ(ヘッドアセンブリ)は締め込みが甘い場合、エアーが漏れて塗料が出ない場合があります。

2.エアアジャスターの調節

エアアジャスターを回すことでエアーの流量(強さ)を調節できます。一杯に締め込んだところから反時計回りに回して緩めるほどエアーの流量が増えます。調節範囲は大変シビアで、一杯に締め込んだところから一回転程度で最大となります。通常は最大にして使用します。細吹きをしたり薄く塗る表現をしたい時など用途によって調節して下さい。

※ご注意※
エアアジャスターは緩めすぎないように注意して下さい。若干の個体差はございますが一杯に締めたところから1回転緩めたあたりが最大になります。2回転以上緩めないようにして下さい。緩めすぎた状態で使うと正常に動作しない場合があります。

3.ニードル位置の調整

ニードルの位置が正しい位置にないと正常な吹き付けができません。綺麗な霧状になっていない場合は確認しましょう。コンプレッサーからハンドピースを外してから作業を行います。ニードルストッパーとハンドルを反時計回りに回して外します。ニードル固定ナットを反時計回りに回して取り外します。ニードルの固定が解除されフリーの状態になります。この状態でニードルを5mm程度後方にずらしてから再度前方にしっかりと止まるところまで押し込みます。
※この作業を行うことでニードルが正しい位置に収まります。
最後に逆の手順で元に戻します。特にニードル固定ナットはしっかりと締めこんで固定しましょう。ニードルの位置調整は以上です。

4.レバーアジャスターの調節

ハンドピース中央部に付いているレバーアジャスターを回すことでトリガーボタンを引いたときのテンションをお好みの強さに調節できます。
本体後ろ側から見て時計回りに回すと軽くなり、反時計回りに回すと重くなります。
※回転が重くなったら最大の位置になりますのでそれ以上無理に回さないようにして下さい。

5.ニードルストッパーの調整

トリガーを引くとニードルが後退し塗料が吹き出す仕組みになっています。このトリガーとニードルの動く範囲をニードルストッパーで調整します。反時計回りに回すと引きしろが大きくなり、時計回りに回すと少なくなります。
※用途によって調整して下さい。

上記お試しいただき改善しない場合は有償にはなりますが点検・修理も承っておりますのでご希望の場合はサポートまでご連絡ください。

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営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

【修理事例】分解洗浄(オーバーホール)を実施したが塗料が出ない

こんにちは!RAYWOODカスタマーサポートです。エアブラシに関するお問い合わせを大別すると

  • エアーの問題(エアーが弱い、出ない)
  • 塗料の問題(塗料が出ない、出が悪い)

この二つのうちのいずれかが多いです。エアーが出ない原因の殆どはコンプレッサーの初期不良など、コンプレッサーの異常です(※コンプレッサーは商品の性質上、修理等はできませんので新しいものをお届け致します)。

一方、「エアーは出るけど塗料が出ない」。こちらはハンドピース内部のメンテナンス不足(洗浄不足)によることが大多数です。「最初は塗料が出たんですが、だんだん出なくなって、ついには全く出なくなりました」というような状況でしたら尚更です。メンテナンスにつきましてはメンテナンスマニュアルをご参照の上、皆様ご自身にお願いしております。

今回は弊社に「塗料が出ない」と返品されてきたハンドピースの実物を元に「エアーは出るけど塗料が出ない」場合の対処方法について、詳しく説明していきます。

ハンドピースの不具合の症状と、現品の確認

5回使用後に急に塗料が出なくなり、何度も掃除をしましたが出ません。
ニードルも先端も交換してみましたがダメでした。
前はうがいをする際、少しノズルを回すだけで出来ましたが、今ではかなり回さないとできません。
(注:おそらく、一度も分解洗浄をされていない状況かと思われましたので、ここで一度分解洗浄をご案内しました。)
説明書を読みながらオーバーホールしましたがダメでした。
塗料も出ますが最初より勢いが弱くなっています。

profix エアブラシ

現品を確認してみると、外装については特別目立った汚れはなくエアアジャスター周りに少し塗料が付着している程度でした。

動作確認をしてみるとお客様の仰る通り、噴霧の勢いが非常に弱い状態でした。やはりこちらは不良品なのでしょうか?分解して内部の汚れを確認してみます。

ハンドピースをオーバーホール(分解洗浄)してみましょう

ニードルキャップ内側に一目でわかるくらい非常に沢山の塗料が固着しています。

うすめ液に浸した綿棒でニードルキャップ内側をこそげ取ると、固着した塗料がごっそり取れました。

この時点で再度組み立て、試し吹きをしましたがほぼ問題なく吹き付けが出来るまで回復していました。

引き続き分解し各パーツを洗浄していきます。ニードルガイド周りにも塗料が塊になってこびり付いていました。

ハンドピースのボディの塗料動線内を洗浄したところ、多くの塗料が固着していました。

一通りのオーバーホールを終えて組み立て、最後に再度動作確認を行なったところ完調となり、問題なく使えるようになりました。

参考)YouTubeのエアブラシ分解洗浄 解説動画

まとめ

結論を申し上げるとこちらは不良品ではありませんでした。ラッカー塗料・アクリル塗料・エナメル塗料など一般的な模型用塗料を使用している場合はうがい洗浄さえしっかり行っていれば、5回程度の使用でこれほどの塗料が固着した状態になってしまうことは無いため、使用後毎の「うがい洗浄」が十分にできていなかったことが主な原因と考えられます。

また少しでも調子が悪いと感じられた時は、今回のように一度オーバーホール(分解洗浄)を行い各部の汚れを落としていただき、グリスアップの上組み立て直すことで元通りにすることが可能です。

どうかハンドピースは使い捨てせず、長く大事に使用していただけることを心からお願い申し上げます。

分解洗浄に関するご不明点等ございましたら下記よりお気軽にお問い合わせください。

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営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。

エアーは出るが、塗料が出ない(数回使用後)

最初だけ塗料が出たものの、徐々に出なくなり、最後には全く塗料が出なくなってしまった場合は、以下のようなことが考えられます。


1. ニードルとノズルの箇所が詰まっている。

2. ニードルの位置が適切では無い。

3. ハンドピース内の通路が詰まっている。


1. ニードルまたはノズルが汚れている、詰まっている

■ニードルの汚れ

使用しているとニードルの先に塗料が溜まります。布などで塗料を除去しながら塗装してください。希釈が足りないと、常に先端が汚れます。 まずはニードルを確認、清掃してください。

最初に希釈の足りない濃い塗料を入れた状態で使うと、いきなりノズルが詰まってしまうこともあります。買ったばかりなのに塗料が出ない場合は塗料の希釈具合及びノズルが詰まっていないかも確認して下さい。


※塗料の希釈については【7:30〜】ごろから説明しております。

2. ニードルの位置が適切でない

ニードルを1cmほど後退させた状態でトリガー操作すると塗料がかならず出る状態になります。

ハンドルを外したまま、ニードルロックナットを緩めトリガーを押し下げてエアーを吹き出しながら指でニードルを前後させてみて下さい。

この時2cm以上ニードルを後退させてしまうと塗料がハンドピース内部に漏れ出してしまいますので前後に動かすのは1cm程度に留めて下さい。初期位置の時点でニードルが後方にある場合もございますので、もし買ったばかりなのに塗料が出ない場合はまずは一度前方向にニードルを押し込んだ状態から徐々に後退させてみてください。


※ニードルの位置調整方法は【10:30〜】ごろから説明しております。

3. ハンドピース内の通路が詰まっている

以上をお試し頂き、それでも塗料が出ない場合(既に一度でも塗料を入れた状態でご使用になった状態)はノズルか本体通路に塗料やゴミなどの付着、詰まりがあると思われます。 下記動画を参考に、分解洗浄(オーバーホール)をお願い致します。

また、パーツごとにツールクリーナーでつけ置きしていただくことも有効でございます。
日々、うがい洗浄やニードル洗浄を実施していても僅かに残ってしまった塗料が固着している可能性がございます。


合わせて、メンテナンスマニュアルも作成致しましたのでご覧ください。
※メンテナンスマニュアルの閲覧には取扱説明書に記載のパスワードが必要となります。

また、弊社では有償で点検修理を承っておりますが、点検依頼のおよそ半数が洗浄不足による不調でございます。
修理事例をご紹介しておりますのでよろしければご覧ください。

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※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。


営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


【修理事例】使用2回目で塗料が出ない

実際にあった修理事例をご紹介します。

お問い合わせ内容

分解洗浄しましたが塗料が出ません。
付属されているブラシで出来るだけ洗浄しました。
終わった後に薄め液だけを入れて噴射してみましたが、一滴垂れて後は何も噴射されません。
うがいもできない状態です。
希釈が少ないと1、2回の使用でこのような事になるのでしょうか?

ハンドピースの不具合の症状と、現品の確認


現品を確認してみると、目立った汚れはなく、トリガーテンションダイヤルに僅かにペンチの傷がありました。


動作確認をしてみると、うがいにすらならず、霧は全く出ない状態でした。

ハンドピースをオーバーホール(分解洗浄)する

ノズル基部(ボディ内部)の洗浄

ボディの内部から、塗料の残りが出てきました。修理点検ではよく塗料残りが見受けられる部分です。

ニードルが通らない状態

ノズル内部に塗料が固着しており、ニードルが出ない状態となっておりました。

少し強めに押し込んだところ、ニードルが出てきました。

エアアジャスターのダイヤルが塗料により固着していました。
これによりグリス切れと劣化があり、エアー漏れしていました。本来であればこの部分に塗料が回ってしまうことはないのですが、ノズルやノズルキャップに塗料が付いていると逆流して塗料が漏れてしまいます。

エアアジャスターのボディ側も塗料が固着していました。

エアー動線が塗料で固着していました。

ノズルキャップの内側にも塗料が固着していました。

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営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


製品の破損とパーツ販売

Oリングが切れた

スペアのご用意がございますので、下記よりお求めください。
ハンドル用Oリングは、ハンドルと本体の間に挟んだ時に切れるケースが
多いかと思いますが、欠損した状態でも機能には影響しません。
また、エアーアジャスター用Oリングは大小いずれも販売しておりません。

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※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。


営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


ニードルが曲がった

ニードル・ノズルが各3つずつセットになったリペアキットを販売しておりますので改めてお求めください。

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※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。


営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


ノズルが折れた

ノズルはデリケートなパーツであり、力が加わるとネジ山が折れてしまいます。
また、一言に「ノズルが折れた」と言っても2つのパターンがあり、下記のように分けられます。

①ノズルが砕ける等して、綺麗に抜け落ちてしまった場合。
②折れたノズル片(ネジ部分)がハンドピース内部に残ってしまった場合。

まずは、以下の画像を参考に、ネジ部分がハンドピース内部に残っていないかをご確認下さい。

1.ノズルが砕ける等して、綺麗に抜け落ちてしまった場合。

ノズルを新しいものに交換して下さい。 ※ノズルの単体販売はございません。

2.折れたノズル片(ネジ部分)がハンドピース内部に残ってしまった場合。

まず「ノズルレスキューツール」を用いて、ノズル片を摘出して下さい。
摘出後、ノズルを交換します。
「ノズルレスキューツール」は「エアブラシ メンテナンスキット」に含まれております。

※上記の方法でノズル片を摘出できない場合は、ハンドピースの新調をご検討ください。

よくある質問・お問い合わせ

【RW-084】故障・紛失にあたりスペアがほしい

「RW-084」の終売にあたり、コンプレッサー単体、付属の充電ケーブル、ハンドピースの
販売・交換対応は終了しております。
お力になれず申し訳ございません。

コンプレッサーの乗り換えをご検討いただけますと幸いです。
※「RW-084」付属のハンドピースには別途エアバルブジョイントが必要になります。

ジョイントパーツが外れない - 【公式】PROFIX エアブラシ by RAYWOOD

ジョイントパーツは一度装着してしまうと空気圧により外れにくくなってしまいますが、ペンチ等でしっかり挟んで回すと比較的簡単に外れます。

ペンチで挟むとメッキ塗装が剥がれる可能性がございますが、 布や紙などを挟むと軽減されます。それでも付いてしまう微細な傷につきましてはどうかご容赦いただきたくお願い申し上げます。

※メッキ塗装が剥がれても構わない方は布等を挟まずに、ジョイントパーツをペンチ等で直接しっかりと挟んで回した方が外しやすいかと思われます。

トリガーボタンの戻りが悪い

トリガー周りのグリス不足かと思われます。
トリガー下部のロッドは気密を確保するための「Oリング」というゴム素材の円形のリングの中を通過する形で上下に動く構造となっておりますが、そのOリングが新品状態ですと稀に馴染むまで動きが渋くなってしまうことが考えられます。

下記2点をお試しください。

①トリガーロッドを複数回手で上下に動かし可動部を慣らす
②改善しない場合、エアブラシメンテナンス用のグリス、 またはKURE 5-56のようなスプレータイプのグリスをトリガー金色部分及び下部のロッド部分(Oリング内側)に差す(下記画像の赤色部分)

※トリガー金色部分についている潤滑剤を拭き取ってから塗布をお願い致します。

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<ご注意>


※お電話でのお問い合わせには対応しておりません。


※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。


営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


塗料カップのフタが開かない

付属の塗料カップのフタは、配送中の気圧の関係などで開かなくなってしまうことがある模様です。
以下の方法をお試しください。

・蓋を回さずにゆっくり上に引く。
・温かい蒸しタオルで蓋ごとカップを温める。
・カップをタオルでくるみ、大きく開くペンチで真上から蓋を引っ張る。

※他のユーザー様から「軽くゴムハンマーで叩いて振動を与えると簡単に開いた」というご報告もございましたが、
叩いて歪んでしまった場合の責任は負いかねます。

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プラカップがハンドピースにしっかり嵌まらず浮いてしまう

RW-084付属のプラカップ大・小とハンドピース#002は噛み合わせが悪く、支えとなるハンドピース側のねじ込み部分も浅い為、ある程度はハンドピースから浮いてしまいます。(ハンドピースに乗っているような感じになります)
※Oリングとプラカップ、またはハンドピースとの間に若干隙間ができます。

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ホースや他社製ハンドピースの使用

GSIクレオス様の「ガンダムマーカーエアブラシシステム」は下記変換ジョイントがあれば接続可能です。

※オートスイッチ付きのコンプレッサーのみ対応。

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塗料の希釈について

各メーカーから発売されている塗料をエアブラシで噴霧する場合、そのまま使用するのではなく必ず希釈が必要です。
その種類や成分、エアブラシのノズル口径・エアの圧力、また開封からどれだけ経過しているかによって変わるのであくまでも目安程度ですが、 概ね塗料1に対して溶剤が2~3程度の割合です。

実際には溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。
塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。
また、必ず各塗料メーカーが出している専用のうすめ液(溶剤)をセットでお使いになられることをお勧めします。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラー、1200番未満のサーフェイサー、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料は弊社の0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、ノズルに大きな粒が詰まりやすい為、ご使用いただくにはかなり難しくなっております。

もし、希釈がうまく出来ず塗料を詰まらせてしまった場合は下記動画を参考に分解洗浄をお願い致します。

もし、分解洗浄後も改善しない場合はハンドピースの単品販売も行っておりますのでご購入をお願い致します。
なお有償にて点検・修理も承りますのでご希望の場合はその旨とお買い上げ時のご注文番号を明記の上、下記よりお問い合わせください。

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ハンドピース取扱いの注意事項及びチェックポイント

ハンドピースの取り扱い及び注意事項、各部の調整方法については動画を作成致しましたのでこちらをご覧ください。

#001 Tech Linerシリーズ「箱から出して試し吹きするまで」
※今回はTechLinerシリーズを使用しておりますが、他のシリーズでも同様です。

#002 Tech Linerシリーズ「各部の調整と操作方法」~エアアジャスター、ニードル位置、ニードルストッパーの調整~

修理・点検のご依頼につきまして

FAQをご確認の上、お手元での修繕をお試しください。
お試しいただいても状況が改善しない場合は、
必要事項を明記の上、弊社カスタマーサポートへご相談ください。
※有償での対応となります。
※コンプレッサーの修理は行っておりません。

<必要事項>
・点検・修理ご希望の旨
・公式サイト等のご注文番号
・お届け先の郵便番号・ご住所・お名前・お電話番号
・発生している症状の詳細。

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分解・洗浄について

うがい洗浄について

「うがい洗浄」はハンドピースのカップ内をきれいにする、ごく簡易的な洗浄方法です。主にカップ内の色(塗料)を変更する際に、都度行います。
※ハンドピース内部に付いた塗料汚れまでは落ちないのでご注意下さい。

※塗装終了時には通常のうすめ液に比べてより強力な、洗浄用の「ツールクリーナー」で洗浄を行ってください。お使いの塗料に合わせた専用の「ツールクリーナー」をご用意ください。

① 塗料カップのフタを外し、残った塗料を塗料容器に戻すか廃棄します。

② ティッシュで塗料カップの内側に残った塗料を拭き取ります。

③ 洗浄液を塗料カップに少量注ぎます。スポイトを使うと確実な作業が行いやすいです。注いだら塗料や洗浄液飛び散るのを防ぐためフタを閉めます。溶剤の量は塗料カップの下のほうに少し溜まった程度で十分です。

④ ハンドピースの先端を指で押さえるか、ノズルキャップを1~2回転程度ゆるめてエアーが出ないようにします。

⑤ 塗装する時と同様にトリガーを操作するとエアーが逆流し、塗料カップにぶくぶくと泡が出てきます。この作業は一般的にエアブラシの「うがい」と言われています。

⑥ うがいをするとハンドピース内部の塗料汚れが出てきます。数秒程度のうがいを2~3回繰り返します。十分に塗料汚れが出てきたら洗浄液をティッシュなどで拭き取るか捨てて下さい。

⑦ もし使い古しの筆や綿棒などがある場合は洗浄液を含ませてカップ内をこすって洗浄すると効率よく綺麗にできます。

⑧ 塗料カップの内側についた洗浄液、塗料をティッシュなどで拭き取ります。

⑨ 「①~⑧」の作業を数回繰り返しながら時々洗浄液を少量ティッシュなどに吹いてみて塗料の色が残っていないか確認します。内部の汚れが十分に取れ、洗浄液を吹いても塗料の色が残っていない状態になるまで繰り返します。※塗料の種類や希釈の度合いにより適切な回数は変わります。

⑩ 最後に洗浄液を全て吹き切っておきます。

※ラッカー系塗料などは使用後に水で洗浄すると固まってしまいますのでご注意ください。必ず各塗料に適した専用の溶剤(うすめ液・洗浄液)をご使用ください。

※前述の通り、うがい洗浄を繰り返すだけではハンドピースはきれいになりません。数回の使用ごとに分解洗浄(オーバーホール)を行い、ハンドピース内部に付いた塗料汚れをしっかり落とす必要があります。

ご不明な点がございましたら下記よりお問い合わせください。

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ハンドピースの組み立て方

ハンドピースの組み立て方について、動画で説明しておりますので下記【55:37〜】ごろからご覧ください。

もしご自身で組み立てが難しい場合は有償ではございますが点検・修理も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

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分解洗浄(オーバーホール)の手順

分解洗浄の方法については上記動画で説明しておりますのでこちらをご覧ください。

※通常のうすめ液に比べてより強力な、洗浄用の「ツールクリーナー」が各メーカーから販売されています。お使いの塗料に合わせた専用の「ツールクリーナー」をご用意ください。

・パーツの洗浄
パーツの分解が完了したら、細かいところを洗浄していきます。各パーツをうすめ液やツールクリーナーを使い、クリーナーブラシや歯ブラシでしっかり洗っていきましょう。ニードルやボディは、うすめ液を含ませたティッシュやペーパータオルで拭き取りましょう。

・ノズルの漬け置き洗浄
ノズルに詰まった落ちない汚れなどはパーツクリーナーに漬け置き(いわゆるドブ漬け)し、暫く経った後に筆やブラシ等で汚れを擦り落として下さい。
ゴム製のOリング(パッキン)は劣化してしまうので、漬け置き前に極力外せるものは外して下さい。
ツールクリーナーに漬けたものは、その後しっかり乾燥させて下さい。

・各パーツにグリスの塗布
最後にノズルのネジ部分には「シール剤」、トリガーボタンなどの可動部には「グリス」を塗っておくと、動きが格段に良くなります。トリガーボタンの引き具合もグリスを塗布することで調整できます。

動画に関するご不明点等ございましたら下記よりお気軽にお問い合わせください。

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営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


ハンドピースの分解方法

ハンドピースの分解方法は下記動画の冒頭20分間をご覧ください。

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レバーアジャスター(スプリングケース)が外れない


レバーアジャスター(スプリングケース)はかなり固い状態となっておりますので、初めて分解する場合は、モンキーレンチか8mmのスパナがないと厳しいかと思います。

両側の平らになった部分をしっかり挟んで回して下さい。
ペンチでも可能ですが傷がついてしまう可能性がございますので布やティッシュ等を噛ませながら分解を行なってください。

2回目以降は指で組立・分解が可能になります。

パーツ単位での販売には対応しておりません。ねじ山を潰さないよう十分お気をつけください。

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ハンドピース分解図と各部名称

トラブルシューティング

うがい状態になる

1. ノズル、ノズルキャップ、ヘッドアセンブリのゆるみ

ヘッドアセンブリが少しでも緩んでいると、エアーが逆流し、うがい状態となります。
まずはヘッドアセンブリを緩みなくしっかりと締め付けてください。
改善しない場合は、アセンブリがパーツ単位(ノズル、ノズルキャップ、ニードルキャップ、ヘッド)で緩んでいないかご確認ください。


2. ハンドピース各部の汚れ

■ノズルキャップやニードル先端に塗料が残っていませんか。
■ノズル先端に塗料が詰まっていませんか。ノズルが割れたり変形していませんか
■ノズルにOリングは付属していますか。割れたり劣化したりしていませんか。
■ニードルは曲がっていませんか。汚れていませんか。
※ノズルは強く締め過ぎると簡単に折れますのでご注意下さい

一度全体を分解洗浄していただく、またはノズル・ニードルを新しいものに交換していただくと解消されるケースもありますので参考にして下さい。

3.ニードルの引き代が小さくなっている

ニードルストッパー、スプリングケースを締めすぎていると、
ニードルの引き代が小さくなり、エアーが逆流する原因となります。
うがい状態になる場合は、少しだけ緩めてみてください。

また、ニードルガイドを締めすぎていると、
ニードルが締め付けられて動きが悪くなります。
こちらも少しだけ緩めてください。

4. 塗料の希釈

塗料の希釈は種類や成分によって変わります。
塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。
目安程度ですが、 塗料1に対して溶剤が2~3の割合で希釈し、溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラーやサーフェイサー(1200番以下)、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料はこちらの0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、大きな粒が詰まりやすいのでご使用いただくには注意が必要となります。

塗料に慣れ、エアブラシをかなり使いこなされている方でなんとか吹ける、吹けないこともない、といった感じです。

希釈方法につきましては動画でも説明しておりますのでよろしければご覧ください。

5.センターずれが発生している。

センターずれはノズル基部(ノズルを取り付ける金色の部分)が曲がることにより発生します。
基部が曲がることでニードルがノズルに接触するようになり、
結果エアーの通り道が塞がって逆流を起こします。
パーツの取り外し(特にノズル、ヘッドアセンブリ)の際に力がかかると
ノズル基部が変形しやすいため、分解の際には力加減に十分お気を付けください。
ノズルセンター修正ツールもご用意しておりますので是非ご検討ください。

上記お試しいただき改善しない場合は有償にはなりますが弊社での点検も承っておりますのでご希望の場合はサポートまでご連絡ください。

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塗料がダマになる

塗料がダマになってしまう場合、ニードルの状態または塗料の希釈が主な原因かと思われます。

1. ニードルの状態

ニードルが塗料まみれで汚れているか、変形している可能性があります。
まずはニードルを確認、清掃してください。

ニードルの先端は、注意して扱わないとわずかに曲がってしまうことがあります。万が一曲がってしまった場合は塗料の噴霧に影響が出てくるため、新しいものをお買い求めいただき交換していただくことをお勧めいたします。

※ニードルは消耗品ですので、定期的に新調することをお勧めします

弊社取り扱いエアブラシ用のニードル・ノズルが各3つずつセットになったリペアキットも販売しております。

2. ニードル位置の調整

① ニードルストッパーとハンドルをぞれぞれ反時計回りに回して外します。
② ニードル固定ナットを反時計回りに回して取り外します。
③ ニードルの固定が解除されフリーの状態になります。
この状態でニードルを5mm程度後方にずらしてから再度前方にしっかりと止まるところまで押し込みます。
この作業を行うことでニードルが正しい位置に収まります。
(※あまり強い力で押し込むとノズルが変形したり破損する恐れがありますのでご注意下さい。)
④ 分解したときと逆の手順で組み立てます。
ニードル固定ナットはニードルがずれないようにしっかりと締めこんで固定しましょう。

3. ニードルストッパーの調整

トリガーを引くとニードルが後退し塗料が吹き出す仕組みになっています。
このトリガーとニードルの動く範囲(吹き出す塗料の量)をニードルストッパーで調整します。
反時計回りに回すと引きしろが大きくなり、時計回りに回すと小さくなります。
※用途によって調整して下さい。

4. 塗料の希釈

塗料の希釈は種類や成分によって変わるので目安程度ですが、 塗料1に対して溶剤が2~3の割合です。溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラーやサーフェイサー(1200番以下)、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料は、0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、大きな粒が詰まりやすくなっております。

塗料に慣れ、エアブラシをかなり使いこなしている方でもなんとか吹ける、吹けないこともない、といった感じです。

希釈方法につきましては動画でも説明しておりますのでよろしければご覧ください。

上記お試しいただき改善しない場合は有償にはなりますが弊社での点検も承っておりますのでご希望の場合はサポートまでご連絡ください。

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買ったばかりなのに塗料が出ない

1.吹き出し口の確認

ニードルキャップとノズルキャップがそれぞれしっかりと締まっているか確認して下さい。時計回りに回すと締め込むことができます。どちらのネジも指の力で止まるところまで締め込む程度で十分です。

ノズルキャップ(ヘッドアセンブリ)は締め込みが甘い場合、エアーが漏れて塗料が出ない場合があります。

2.エアアジャスターの調節

エアアジャスターを回すことでエアーの流量(強さ)を調節できます。一杯に締め込んだところから反時計回りに回して緩めるほどエアーの流量が増えます。調節範囲は大変シビアで、一杯に締め込んだところから一回転程度で最大となります。通常は最大にして使用します。細吹きをしたり薄く塗る表現をしたい時など用途によって調節して下さい。

※ご注意※
エアアジャスターは緩めすぎないように注意して下さい。若干の個体差はございますが一杯に締めたところから1回転緩めたあたりが最大になります。2回転以上緩めないようにして下さい。緩めすぎた状態で使うと正常に動作しない場合があります。

3.ニードル位置の調整

ニードルの位置が正しい位置にないと正常な吹き付けができません。綺麗な霧状になっていない場合は確認しましょう。コンプレッサーからハンドピースを外してから作業を行います。ニードルストッパーとハンドルを反時計回りに回して外します。ニードル固定ナットを反時計回りに回して取り外します。ニードルの固定が解除されフリーの状態になります。この状態でニードルを5mm程度後方にずらしてから再度前方にしっかりと止まるところまで押し込みます。
※この作業を行うことでニードルが正しい位置に収まります。
最後に逆の手順で元に戻します。特にニードル固定ナットはしっかりと締めこんで固定しましょう。ニードルの位置調整は以上です。

4.レバーアジャスターの調節

ハンドピース中央部に付いているレバーアジャスターを回すことでトリガーボタンを引いたときのテンションをお好みの強さに調節できます。
本体後ろ側から見て時計回りに回すと軽くなり、反時計回りに回すと重くなります。
※回転が重くなったら最大の位置になりますのでそれ以上無理に回さないようにして下さい。

5.ニードルストッパーの調整

トリガーを引くとニードルが後退し塗料が吹き出す仕組みになっています。このトリガーとニードルの動く範囲をニードルストッパーで調整します。反時計回りに回すと引きしろが大きくなり、時計回りに回すと少なくなります。
※用途によって調整して下さい。

上記ご確認いただき改善されない場合は初期不良の可能性もございますのでサポートまでご連絡ください。

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【修理事例】分解洗浄(オーバーホール)を実施したが塗料が出ない

こんにちは!RAYWOODカスタマーサポートです。エアブラシに関するお問い合わせを大別すると

  • エアーの問題(エアーが弱い、出ない)
  • 塗料の問題(塗料が出ない、出が悪い)

この二つのうちのいずれかが多いです。エアーが出ない原因の殆どはコンプレッサーの初期不良など、コンプレッサーの異常です(※コンプレッサーは商品の性質上、修理等はできませんので新しいものをお届け致します)。

一方、「エアーは出るけど塗料が出ない」。こちらはハンドピース内部のメンテナンス不足(洗浄不足)によることが大多数です。「最初は塗料が出たんですが、だんだん出なくなって、ついには全く出なくなりました」というような状況でしたら尚更です。メンテナンスにつきましてはメンテナンスマニュアルをご参照の上、皆様ご自身にお願いしております。

今回は弊社に「塗料が出ない」と返品されてきたハンドピースの実物を元に「エアーは出るけど塗料が出ない」場合の対処方法について、詳しく説明していきます。

ハンドピースの不具合の症状と、現品の確認

5回使用後に急に塗料が出なくなり、何度も掃除をしましたが出ません。
ニードルも先端も交換してみましたがダメでした。
前はうがいをする際、少しノズルを回すだけで出来ましたが、今ではかなり回さないとできません。
(注:おそらく、一度も分解洗浄をされていない状況かと思われましたので、ここで一度分解洗浄をご案内しました。)
説明書を読みながらオーバーホールしましたがダメでした。
塗料も出ますが最初より勢いが弱くなっています。

profix エアブラシ

現品を確認してみると、外装については特別目立った汚れはなくエアアジャスター周りに少し塗料が付着している程度でした。

動作確認をしてみるとお客様の仰る通り、噴霧の勢いが非常に弱い状態でした。やはりこちらは不良品なのでしょうか?分解して内部の汚れを確認してみます。

ハンドピースをオーバーホール(分解洗浄)してみましょう

ニードルキャップ内側に一目でわかるくらい非常に沢山の塗料が固着しています。

うすめ液に浸した綿棒でニードルキャップ内側をこそげ取ると、固着した塗料がごっそり取れました。

この時点で再度組み立て、試し吹きをしましたがほぼ問題なく吹き付けが出来るまで回復していました。

引き続き分解し各パーツを洗浄していきます。ニードルガイド周りにも塗料が塊になってこびり付いていました。

ハンドピースのボディの塗料動線内を洗浄したところ、多くの塗料が固着していました。

一通りのオーバーホールを終えて組み立て、最後に再度動作確認を行なったところ完調となり、問題なく使えるようになりました。

参考)YouTubeのエアブラシ分解洗浄 解説動画

まとめ

結論を申し上げるとこちらは不良品ではありませんでした。ラッカー塗料・アクリル塗料・エナメル塗料など一般的な模型用塗料を使用している場合はうがい洗浄さえしっかり行っていれば、5回程度の使用でこれほどの塗料が固着した状態になってしまうことは無いため、使用後毎の「うがい洗浄」が十分にできていなかったことが主な原因と考えられます。

また少しでも調子が悪いと感じられた時は、今回のように一度オーバーホール(分解洗浄)を行い各部の汚れを落としていただき、グリスアップの上組み立て直すことで元通りにすることが可能です。

どうかハンドピースは使い捨てせず、長く大事に使用していただけることを心からお願い申し上げます。

分解洗浄に関するご不明点等ございましたら下記よりお気軽にお問い合わせください。

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ハンドピースから塗料が漏れてきてしまう

塗料がノズルの先端からポタポタ垂れてきたり、トリガーボタンやハンドル付近から塗料が漏れてくることがあります。

1. 塗料がノズル先端からポタポタと垂れてくる場合

ニードルが原因のことが多いです。

■ニードルの状態
ニードルが塗料で汚れていないか、曲がっていないかご確認ください。

■ニードル位置の調整
(1)ニードルストッパーとハンドルをぞれぞれ反時計回りに回して外します。
(2)ニードル固定ナットを反時計回りに回して取り外します。
(3)ニードルの固定が解除されフリーの状態になります。
  この状態でニードルを5mm程度後方にずらしてから再度前方にしっかりと止まるところまで押し込みます。
  この作業を行うことでニードルが正しい位置に収まります。
 (※あまり強い力で押し込むとノズルが変形したり破損する恐れがありますのでご注意下さい。)
④ 分解したときと逆の手順で組み立てます。
  ニードル固定ナットはニードルがずれないようにしっかりと締めこんで固定しましょう。

※ニードルの位置調整方法は【10:30〜】ごろから説明しております。

2. 塗料がトリガーやハンドルの方まで漏れてくる場合

マイナスドライバーを使用してニードルガイドを少し強めに締め込んでみて下さい。
これによってニードルガイド用パッキンが圧迫され、ニードルに強く密着するようになります。
ほとんどの場合、これで漏れを防止することができます。

また、ニードルガイド用パッキンは消耗品となります。強めに締め込んでも漏れが見られる場合はパッキンの交換をお願い致します。

※下記OリングセットはRAYWOODハンドピース#002専用となりますが、ニードルガイド用パッキンはPROFIXと互換性がございますのでご安心ください。

※この処置を行うとニードルを差し込んでいく際に途中で抵抗を感じますが
それが密着度が上がった目安となります。

※ニードルガイドの調整方法は【冒頭15分間】と【1:09:25〜】ごろからご説明しております。

上記それぞれ実施していただき、変わらず塗料が漏れている、あるいは初回使用時から不具合が見られる場合は初期不良の可能性もございますので下記フォームよりご連絡いただきたく存じます。

なお、ハンドピース単品での販売も行なっております。

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エアーは出るが、塗料が出ない(数回使用後)

最初だけ塗料が出たものの、徐々に出なくなり、最後には全く塗料が出なくなってしまった場合は、以下のようなことが考えられます。

1. ニードルとノズルの箇所が詰まっている。
2. ニードルの位置が適切では無い。
3. ハンドピース内の通路が詰まっている。

1. ニードルまたはノズルが汚れている、詰まっている

■ニードルの汚れ
使用しているとニードルの先に塗料が溜まります。布などで塗料を除去しながら塗装してください。希釈が足りないと、常に先端が汚れます。
■ニードルキャップ、ノズルキャップ内側、ノズルの汚れ
ニードルキャップ、ノズルキャップの内側に塗料が付着し正常に噴射できないことがあります。汚れると普段通り正常な噴射が難しくなります。汚れている部分を専用の工具や綿棒などで清掃してください。
最初に希釈の足りない濃い塗料を入れた状態で使うと、いきなりノズルが詰まってしまうこともあります。買ったばかりなのに塗料が出ない場合は塗料の希釈具合及びノズルが詰まっていないかも確認して下さい。

※塗料の希釈については【7:30〜】ごろから説明しております。

2. ニードルの位置が適切でない

ニードルを1cmほど後退させた状態でトリガー操作すると塗料がかならず出る状態になります。
ハンドルを外したまま、ニードルロックナットを緩めトリガーを押し下げてエアーを吹き出しながら指でニードルを前後させてみて下さい。
この時2cm以上ニードルを後退させてしまうと塗料がハンドピース内部に漏れ出してしまいますので前後に動かすのは1cm程度に留めて下さい。初期位置の時点でニードルが後方にある場合もございますので、もし買ったばかりなのに塗料が出ない場合はまずは一度前方向にニードルを押し込んだ状態から徐々に後退させてみてください。

※ニードルの位置調整方法は【10:30〜】ごろから説明しております。

3. ハンドピース内の通路が詰まっている

以上をお試し頂き、それでも塗料が出ない場合(既に一度でも塗料を入れた状態でご使用になった状態)はノズルか本体通路に塗料やゴミなどの付着、詰まりがあると思われます。 下記動画を参考に、分解洗浄(オーバーホール)をお願い致します。

また、パーツごとにツールクリーナーでつけ置きしていただくことも有効でございます。
日々、うがい洗浄やニードル洗浄を実施していても僅かに残ってしまった塗料が固着している可能性がございます。

合わせて、メンテナンスマニュアルも作成致しましたのでご覧ください。
※メンテナンスマニュアルの閲覧には取扱説明書に記載のパスワードが必要となります。

また、弊社では有償で点検修理を承っておりますが、点検依頼のおよそ半数が洗浄不足による不調でございます。
修理事例をご紹介しておりますのでよろしければご覧ください。

お問い合わせフォームはこちら

<ご注意>


※お電話でのお問い合わせには対応しておりません。


※受付時間は平日8時半~16時、土日祝は休業となります。


営業時間外および土日祝にご連絡いただいた場合、対応は翌営業日以降となります。


【修理事例】使用2回目で塗料が出ない

実際にあった修理事例をご紹介します。

お問い合わせ内容

分解洗浄しましたが塗料が出ません。
付属されているブラシで出来るだけ洗浄しました。
終わった後に薄め液だけを入れて噴射してみましたが、一滴垂れて後は何も噴射されません。
うがいもできない状態です。
希釈が少ないと1、2回の使用でこのような事になるのでしょうか?

上記の内容から、下記のFAQをご案内いたしましたが改善しないため、不具合が見られるハンドピースを回収し、原因について詳しく見ていきます。

【修理事例】使用2回目で塗料が出ない

ハンドピースの不具合の症状と、現品の確認

現品を確認してみると、目立った汚れはなく、トリガーテンションダイヤルに僅かにペンチの傷がありました。

動作確認をしてみると、うがいにすらならず、霧は全く出ない状態でした。

ハンドピースをオーバーホール(分解洗浄)する

ノズル基部(ボディ内部)の洗浄

ボディの内部から、塗料の残りが出てきました。修理点検ではよく塗料残りが見受けられる部分です。

ニードルが通らない状態

ノズル内部に塗料が固着しており、ニードルが出ない状態となっておりました。

少し強めに押し込んだところ、ニードルが出てきました。

エアアジャスターのダイヤルが塗料により固着していました。
これによりグリス切れと劣化があり、エアー漏れしていました。本来であればこの部分に塗料が回ってしまうことはないのですが、ノズルやノズルキャップに塗料が付いていると逆流して塗料が漏れてしまいます。

エアアジャスターのボディ側も塗料が固着していました。

エアー動線が塗料で固着していました。

ノズルキャップの内側にも塗料が固着していました。

分解・洗浄後の動作確認・まとめ

一通り洗浄して組み立てましたが完調にはなりませんでした。

残った塗料が内部に固着しており、洗浄しても回復しない状態となってしまったと思われます。

今回の件から1、2回の使用でも洗浄不足によりハンドピースを使用不可能な状態にしてしまうことが
お分かりいただけたかと思います。

取扱説明書には「10回程度の使用で分解洗浄を実施してください」と記載しておりますが、不具合を感じたら使用回数に関わらず分解洗浄を行なってください。

また、ハンドピースを長くお使いいただくために、メンテナンス用品も揃えておきましょう。
動画で分解洗浄(オーバーホール)の説明もしているので、はじめてエアブラシを使用する場合はこちらもご覧ください。

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製品の破損とパーツ販売

Oリングが切れた

スペアのご用意がございますので、下記よりお求めください。
ハンドル用Oリングは、ハンドルと本体の間に挟んだ時に切れるケースが
多いかと思いますが、欠損した状態でも機能には影響しません。
また、エアーアジャスター用Oリングは大小いずれも販売しておりません。

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ニードルが曲がった

ニードル・ノズルが各3つずつセットになったリペアキットを販売しておりますので改めてお求めください。

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ノズルが折れた

ノズルはデリケートなパーツであり、力が加わるとネジ山が折れてしまいます。
また、一言に「ノズルが折れた」と言っても2つのパターンがあり、下記のように分けられます。

①ノズルが砕ける等して、綺麗に抜け落ちてしまった場合。
②折れたノズル片(ネジ部分)がハンドピース内部に残ってしまった場合。

まずは、以下の画像を参考に、ネジ部分がハンドピース内部に残っていないかをご確認下さい。

1.ノズルが砕ける等して、綺麗に抜け落ちてしまった場合。

ノズルを新しいものに交換して下さい。 ※ノズルの単体販売はございません。

2.折れたノズル片(ネジ部分)がハンドピース内部に残ってしまった場合。

まず「ノズルレスキューツール」を用いて、ノズル片を摘出して下さい。
摘出後、ノズルを交換します。
「ノズルレスキューツール」は「エアブラシ メンテナンスキット」に含まれております。

※上記の方法でノズル片を摘出できない場合は、ハンドピースの新調をご検討ください。

NITRO-COMP V1

メーターの表示が急激に減少・増加する

エアー漏れの可能性がございます。
お手数ではございますが、該当症状の動画を添付の上、弊社サポートまでご連絡ください。

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電源が入らない

まずはプラグが刺さっているか、
マルチタップやアダプターを使用している場合は、それらの電源が入っているかご確認ください。

仕様上、レギュレーターの圧力調整ダイヤルが最小になっている状態では
電源を入れても駆動しません。
以下の方法をお試しください。

①ホース類を外し、エアーが解放された状態にして電源スイッチをオンにする
②圧力調整ダイヤルのロックを解除する(ダイヤルを引き上げる)
③圧力調整ダイヤルを時計回りにまわし続ける
※1~2分程度回さないとエアーが出ない場合があります。エアーが出るまで回し続けてください

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塗装中にハンドピースから水が出る

NITRO-COMP V1・V2付属のレギュレータの水分除去機能は
「水分の混入を軽減」するものであって
「水分の混入を断絶」するものではありません。

また、ホース内でも水分は発生するため、
そのため、水分除去機能を備えたフィルターをホースとハンドピースの間に設置することを
お勧めいたします。

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ハンドピーススタンドが破損していた/破損した

ハンドピーススタンドが破損していた場合、お手数ではございますが、
下記フォームよりサポートへご連絡願います。

樹脂製のため、溶剤が浸透する等して破損する場合がございます。
破損した場合は改めてお求めください。

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エアータンクT-25

ハンドピーススタンドが破損していた/破損した

ダイヤルを上に引き上げてから、回してみてください。
引き上げても回らない、ダイヤルが異常に固い場合は弊社サポートまでご連絡ください。

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タンク接続時のコンプレッサーの圧力設定について

■NITRO-COMP V1を接続する場合
「NITRO-COMP V1」と「T-25」を併用する場合、下記の数値設定が基本になります。
・コンプレッサー側:最大出力(4bar
・タンク側:使用したい出力を定格出力として設定


■V1以外の据え置き型コンプレッサーを接続する場合
基本的にはコンプレッサー側はタンクの入力側が許す最大値にて出力し、
タンクの出力側にて、ハンドピースから出る定格出力を調整する形になります。
T-25の入力最大値は「7bar」になります。7barになりますと、セーフティバルブが動作します。

そのため、コンプレッサー側は7bar未満で出力を設定してください。


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水抜きの際に茶色い水が出た

タンク内のハンダの欠片や、機構部に塗布されている油が水に溶け出したり、
保管環境により錆が発生して、排出される水が茶色っぽくなる場合がございます。
これはタンク内が防錆処理されていないためで、
いずれの個体においても発生する可能性がありますが、
使用に影響が出ることはございません。

使用後はドレンコックを取り外し、次回使用時まで開放したままにして、
乾燥した場所で保管してください。