プラモデルの塗装に必要なエアブラシとは?選び方やおすすめメーカー5選

プラモデルの塗装に必要なエアブラシとは?選び方やおすすめメーカー5選

プラモデルの塗装に必要なエアブラシとは?選び方やおすすめメーカー5選

エアブラシは、幅広いジャンルで使用されている塗装ツールです。しかし、どのようなエアブラシを選べばいいか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、エアブラシの選び方やおすすめのメーカーを紹介し、塗装の基本的な流れや注意点についても解説しています。ぜひお役立てください。

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◾️プラモデルの塗装で使用するエアブラシとは?

エアブラシとは、コンプレッサーで圧縮した空気により、塗料を噴霧するツールです。空気と塗料の量をコントロールしやすいため、筆などでは難しいグラデーションやぼかしなどの色彩表現が可能になります。

プラモデルの塗装以外にも、アート制作や自動車の塗装などに活用されており、種類もさまざまです。エアブラシの使用には、ハンドピース・コンプレッサー・エアホースの3つが必要で、初心者であればセットを購入するとよいでしょう。

◾️エアブラシの選び方

エアブラシ選びは、ハンドピース・ノズル・塗料カップに分けて検討します。

◾️ハンドピースのタイプ

ハンドピースは、塗料の噴出量を操作するパーツで、3つのタイプに分けられます。

・シングルアクション:ボタンを押すだけで塗装できる
・ダブルアクション:ボタンを押して引く2段階操作で塗装
・トリガーアクション:トリガーを引いて塗装するガンタイプ

ダブルアクションとトリガーアクションは、塗装しながら噴出量を調整できる汎用性が高いエアブラシといえます。

◾️ノズルの口径

ハンドピース先端部分のノズルは、口径によって塗料の噴出量・空気使用量が異なり、次の3タイプが主流です。

・0.2mm
・0.3mm
・0.5mm

0.3mmのノズルは、極細線からベタ塗りまでオールマイティに利用できます。細い線など細かい作業をしたいときは0.2mmが最適です。また、広範囲に吹き付けたい場合や、粘度の高い塗料を使うときは、口径が大きい0.5mmを選ぶとよいでしょう。

用途やデザインなどによってノズル口径を変えると、表現の幅が広がり、作業効率もよくなります。


◾️塗料カップの形式

塗料カップは塗料を入れるパーツで、一体型と分離型の2種類があります。一体型は、細かい作業向きで、本体ごと洗浄できる点がメリットです。ただし、1色ごとにカップを洗浄する必要があり、容量が小さいため広範囲の塗装には向いていません。

分離型は、目的に応じてカップのサイズを変更でき、複数の色を使い分けたいときもカップごと交換できる点がメリットです。ただし、接続部分に塗料が残りやすいため、洗浄に手間がかかります。

◾️プラモデルの塗装におすすめのエアブラシメーカー5選

ここからは、プラモデルの塗装におすすめのエアブラシメーカーを紹介します。

◾️1.RAYWOOD(PROFIX)

RAYWOODは、エアブラシ・RCカー・ホビー用品事業を手がけるメーカーです。2021年に、エアブラシの専門ブランド「PROFIX(プロフィックス)」を設立しました。

「PROFIX Tech Liner 充電式エアブラシセット TR-02 PRO」は、すべてがプロ基準のエアブラシセットです。ハンドピースには、空気量や塗料の噴霧量を自在に調整できる「TH-C01」を採用しています。

また、ノズルは0.3mm口径が標準装備され、ノズル部分をヘッドから外すことなく、口径の変更や洗浄が可能です。コンプレッサーは、残量が分かる交換式バッテリーを採用し、高速充電にも対応しています。

圧力感知式スイッチが搭載されており、ホース接続時にもオートスイッチが作動する仕様です。

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◾️2.タミヤ

タミヤは、国内でも有数の模型・プラモデルメーカーです。世界の模型ホビーをリードし、高い評価を得ています。RCカーやプラモデルはもちろん、塗料・エアブラシ・工具など幅広い商品を取り扱っている点も特徴です。

エアブラシの主な製品としては、「スプレーワーク HG トリガーエアーブラシ(スーパーファイン)」などが挙げられます。この商品は、塗料カップ一体型で、長時間の作業でも疲れにくいトリガー式のエアブラシです。

塗料カップは洗浄しやすく、塗料垂れを防ぐ溝も付いています。ノズル口径は0.2mmで、薄められるほとんどの塗料が使用可能です。

◾️3.GSIクレオス

GSIクレオスは、繊維と工業製品の専門商社です。自社ブランド「Mr.Hobby」を展開しており、模型用塗料やエアブラシなどの企画・生産・販売を行っています。

塗装用具も幅広く取り扱っており、エアブラシの主な製品には「プロコンBOY ダブルアクション LWA05」などが挙げられます。この商品は、ダブルアクション仕様の塗料カップ一体型です。

口径0.5mmのノズルと15ccの大型カップが付いているため、サーフェイサーの吹き付けなど広範囲の塗装にも使用できます。低圧でも安定して吹き付けができるエアブラシです。

◾️4.エアテックス

エアテックスは、低価格かつ高品質なエアブラシの開発・製造・販売を手がけるメーカーです。カラーバリエーションが豊富で、1万円以下の製品も多く販売していることから、購入しやすいといえます。

「エアブラシ α501」は、塗料カップ分離型のダブルアクションタイプです。ノズルは口径0.3mmですが、ノズルフリータイプなので好きな口径に交換できます。塗料カップは、2ccと7ccの2個が標準装備され、7ccはふた付きです。

アジャスターで塗料の噴出量を一定に保てるため、初心者にも使いやすいエアブラシといえるでしょう。

◾️5.aurochs

aurochsは、美術塗装を中心に、さまざまなホビーツールを取り扱うメーカーです。低価格で高性能なツールを販売しており、aurochsならではの充実した安心保証が用意されています。

人気商品は、現役アートペインターが完全監修した、「エアブラシ コンプレッサー ver.2.5sp 充電式 自動電源 ダブルアクション」です。エアブラシは、口径0.3mmの塗料カップ一体型で、真鍮製ボディーを採用しています。

また、充電式コンプレッサーは、コードレスハンディータイプで、オートスイッチ搭載です。さまざまな充電方法に対応しており、USB充電をしながら作業もできます。

◾️その他プラモデルの塗装に必要な道具

プラモデルをエアブラシ塗装するには、エアブラシ以外にさまざまな道具が必要です。詳しく解説します。

◾️塗料・溶剤

エアブラシ塗装には、塗料と溶剤が必要です。カラー塗料は、主に「ラッカー塗料」「アクリル塗料」「エナメル塗料」があり、それぞれ特徴が異なるため、目的や用途に応じて使い分けるとよいでしょう。

溶剤は、塗料の希釈や洗浄などに使用するものです。塗料の濃度を調整する「うすめ液」、下地の色を隠す「サーフェイサー」、道具に付着した塗料を落とす「ツールクリーナー」などがあります。

◾️塗装ブース

塗装ブースは、塗装作業を行うために仕切られた空間です。エアブラシによる塗料の飛び散りや、有機溶剤などの吸い込みを防ぎます。

また、匂いが強い塗料を使用する際には換気が必要なため、ファンやフィルターなど、換気機能が搭載された製品を検討するのもよいでしょう。ダンボールに新聞紙などを敷いた簡易的なブースでも代用可能です。

◾️その他小物類

エアブラシ塗装の際には、次のような小物類も用意しておくと便利です。

・塗料皿
・ティッシュペーパー
・手袋
・マスク

塗料皿は、塗料の希釈や調色時に使用します。ティッシュペーパーは塗料の拭き取りやクリーニング用、手袋は汚れ防止です。また、塗料や有機溶剤の吸引防止、匂い対策にマスクを用意しておくとよいでしょう。

◾️プラモデルのエアブラシ塗装の基本的な流れ

ここからは、エアブラシでプラモデルを塗装する際の流れについて解説します。

◾️1.サーフェイサーを吹いて下地をつくる

塗装に入る前に、サーフェイサーを吹いて下地をつくります。サーフェイサーは、プラモデルのほかに自動車や外壁の塗装などで、下地として使用される塗料です。

色や質感を整えるほか、小さな傷や凹凸を隠して塗料の食いつきをよくします。グレー・ホワイト・ピンクの3色が一般的で、プラモデルのベースカラーによって使い分けるとよいでしょう。

◾️2.塗料の希釈と試し吹きを行う

次に、塗料を溶剤で薄めます。塗料皿に塗料を移し、うすめ液を加えましょう。エアブラシの塗料カップのなかでこの作業を行うと、塗料の詰まりやコーディングがはがれる可能性があるためおすすめしません。

希釈率は、メーカーやコンプレッサーの吐出圧、塗装環境によって異なります。RAYWOODのNITRO-COMP V2を使用する場合、最初は「塗料1:うすめ液1」で希釈し、試し吹きをしながら調整してください。

◾️3.パーツに塗装する

塗料が準備できたらパーツに塗装していきます。一気に塗装する方法もありますが、慣れないうちは何度も吹きかけて重ね塗りするのが基本です。

塗料を乗せすぎると、塗りムラや塗料が垂れる原因になります。塗装後は、必ずエアブラシをクリーニングしましょう。塗料が残っていると固まり、エアブラシが故障する可能性があります。

◾️プラモデルのエアブラシ塗装を行う際の注意点

エアブラシ塗装を行う際は、必ず換気を行います。塗料や溶剤は人体に有害です。強い匂いで体調不良を引き起こす場合もあります。特にペットは人間よりも嗅覚が敏感なため、体により負担がかかる可能性も考えられるでしょう。

また、吐出した粒子が体内に入り込む可能性があるため、自分自身もマスクやゴーグルを着用し、周囲に配慮して安全に行うことを心がけてください。

◾️エアブラシに関するQ&A

ここからは、エアブラシに関する疑問点について解説します。

◾️エアブラシは中古品でも使える?

エアブラシは、中古品でも使用可能です。中古販売店やフリマサイトなどで購入できます。ただし、状態が悪いものやパーツが不足しているものもあるため、今回紹介したようなメーカー品を新規で購入するのが望ましいでしょう。

◾️エアブラシの塗料が出ないときはどうすればいい?

エアブラシの塗料が出ないときは、以下の点を確認しましょう。

・塗料がノズルに詰まっていないか
・先端ノズルが緩んでいないか
・ヘッドアセンブリがしっかり付けられているか
・エアアジャスターが開いているか
・ニードルがしっかり固定されているか
・センターズレを起こしていないか

まとめ

エアブラシは、繊細な色彩表現が実現できるツールです。塗料カップの形状やノズルの太さなどが異なり、用途や使い勝手でタイプを選べます。メーカーからもさまざまなエアブラシが販売されていますが、初心者ならば、セットを購入するとすぐに使用できるでしょう。

もし、機能性を重視したエアブラシを検討するなら、RAYWOODをおすすめします。RAYWOODは、高品質な商品を適正価格で提供するメーカーです。エアブラシの専門ブランド「PROFIX」では、プロ基準のエアブラシを販売しており、顧客と伴走するサポートも充実しています。

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《ABOUT RAYWOOD》

〈PROFIX〉 プロフィックス
次世代のスタンダードを目指すエアブラシブランドです。「ずっと使い続けられる」をコンセプトに、ユーザーが長期間安心して使用できる製品を提供しています。塗装ブース、コンプレッサー、エアブラシなど、多彩なアイテムを揃えています。

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