初心者でもできる!充電式エアブラシで作る「キャンディ塗装」の基本と艶出しのコツ
ガンプラやカーモデルを、まるで宝石や高級車のように艶やかで深みのある色に仕上げる「キャンディ塗装」。
SNSなどでテカテカに輝く作品を見て、「自分もあんな風に塗ってみたい!」と憧れたことはありませんか?
しかし、「キャンディ塗装には、据え置き型の本格的なコンプレッサーがないと無理だよね…」と諦めてしまう初心者は少なくありません。
確かに安定した風圧は有利ですが、実は、近年性能が飛躍的に向上している「充電式エアブラシ」の特性をしっかり理解すれば、初心者でも十分に美しいキャンディ塗装を楽しむことが可能です。
この記事では、大掛かりな機材がなくてもデスクの片隅で手軽に挑戦できる、充電式エアブラシを使ったキャンディ塗装の基本手順と、失敗しないツヤ出しのコツを解説します。
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充電式エアブラシ TR-02 PRO を見る1. キャンディ塗装の仕組み:なぜ「飴」のように輝くのか?
キャンディ塗装とは、その名の通り「りんご飴」のような奥行きのある透明感と輝きを持たせる塗装技法です。
この輝きは、1色の塗料を塗っているわけではなく、以下の「3層構造」によって生み出されています。
- 光沢ブラック(下地): 光を反射させるための「土台」を作ります。
- シルバー(反射層): 金属のギラギラとした輝きを乗せます。
- クリアカラー(発色層): 透明な色(クリアレッドなど)を重ねて発色させます。
透明なカラーセロハン(クリアカラー)の下から、光を反射する銀紙(シルバー)が透けて見える状態を想像してください。これがキャンディ塗装の「深み」の正体です。
2. 充電式エアブラシで綺麗に塗るための「3つのポイント」
充電式エアブラシは、大型コンプレッサーに比べると風圧がマイルドです。しかし、その「マイルドな風」を逆手に取れば、塗料が飛び散りすぎず、初心者でも扱いやすいというメリットになります。
充電式でキャンディ塗装を成功させるには、以下の3つを意識しましょう。
- ① 塗料の希釈を「少し薄め」にする: 風圧がマイルドなため、塗料が濃すぎると柚子肌(表面がボコボコになる状態)になりやすいです。通常より少しシャバシャバに薄めるのが綺麗に吹くコツです。
- ② 距離を少し近づける: 塗料が乾く前にパーツに到達するよう、パーツとハンドピースの距離をやや近め(5〜8cm程度)に保ちます。
- ③ バッテリーはフル充電で挑む: キャンディ塗装は重ね塗りが多いため、作業中にバッテリーが減って風圧が落ちるのを防ぐため、必ず満充電の状態でスタートしましょう。
3. 実践!黒下地からクリアカラーまでの手順
それでは、具体的な塗装の手順を見ていきましょう。
ステップ1:光沢ブラックでツルツルに
まずは下地となるブラックを吹きます。ここで表面がザラザラだと上の層も濁ってしまうため、表面が濡れたように「テカッ」とするまで吹き付け、ツルツルの鏡面を作ります。
ステップ2:シルバーを均一に
次にシルバーを吹きます。ここは一度に厚塗りせず、パラパラと粒子を乗せるように均一に吹くのがポイントです。
ステップ3:クリアカラーの重ね塗り
キャンディ塗装で一番失敗しやすいのがここです。早く色を出そうと一度にドバッと吹くと、塗料が垂れてムラになります。「薄く吹いて乾かす」を3〜4回繰り返すことで、徐々に深い色合いを作っていきましょう。
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4. 最後の仕上げ:光沢クリアーで究極の「ツヤ出し」
クリアカラーを重ねただけでも綺麗ですが、キャンディ塗装の総仕上げとして、最後に透明な「光沢クリアー」で全体をオーバーコート(保護・ツヤ出し)します。
ここでも充電式エアブラシのマイルドな風が活きます。強すぎる風で塗料を吹き飛ばしてしまう心配が少なく、表面張力を保ちながら「濡れたようなツヤ(ウェット吹き)」をコントロールしやすいからです。
少し薄めに希釈した光沢クリアーを、表面が潤むギリギリのラインを狙って吹き付けましょう。
5. 室内塗装の必須アイテム:ホコリ対策には「塗装ブース」を
充電式エアブラシを使えばデスクで手軽に塗装ができますが、キャンディ塗装において絶対に避けるべき天敵がいます。それが「ホコリ」です。
キャンディ塗装は何層も塗料を重ねるため、作業時間が長くなります。
その間に部屋のホコリが舞い、乾く前の塗膜に付着してしまうと、せっかくのツヤツヤの表面が台無しになってしまいます。
美しい鏡面仕上げを目指すなら、塗料のミストやニオイはもちろん、空間のホコリを強制的に屋外へ排出してくれる「塗装ブース」の併用を強くおすすめします。
まとめ:手軽な機材で、憧れのメタリック仕上げを手に入れよう
充電式エアブラシを使ったキャンディ塗装のポイントをおさらいしましょう。
- 充電式の風圧に合わせて「希釈は少し薄め、距離は近め」を意識する
- 光沢ブラックでツルツルの「鏡面下地」を作る
- クリアカラーは焦らず「3〜4回に分けて薄く」重ねる
- ツヤ出しの天敵であるホコリを防ぐために「塗装ブース」を活用する
「大掛かりなコンプレッサーがないとできない」という先入観は捨てて大丈夫です。
手軽に扱える充電式エアブラシでも、基本の手順とコツさえ守れば、周囲をアッと驚かせるような美しいキャンディカラーを作り出すことができます。ぜひ、あなたの好きなキットで挑戦してみてください!
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