【DULO新製品】スジボリ作業が激変!太いタガネとスタンド拡張の秘密
模型製作に没頭するほど、私たちのデスクは「戦場」と化していきます。
増え続けるタガネやヤスリ、ピンバイス。いざスジボリを始めようとしても「あのサイズの刃はどこだ?」と探し回る時間は、創造的なプロセスを削ぐ最大のストレス要因です。
模型ツール・プロダクトスペシャリストの視点から見て、今回登場したDULOの新製品群は、単なるラインナップの拡充に留まりません。
それは、モデラーの「作業動線」と「ツールの物理的限界」を再定義する、極めてロジカルなアップデートです。あなたの工房を劇的に進化させる、驚きの機能と開発秘話に迫ります。

1. 「引く」から「押す」へ。太刃タングステンが切り拓く新境地
DULOの代名詞であるタングステンブレード(スジボリ用タガネ)に、1.5mm / 2.0mm / 2.5mmという待望の太番手が加わりました。ここでの注目点はサイズだけではなく、その「断面構造の劇的な変化」にあります。
■ V字刃から「フラット刃」への進化
従来の極細ブレード(1mm以下)は、硬いが脆いタングステンの弱点を補うため、断面を「V字型」にして背に厚みを持たせ、剛性を担保していました。
しかし、今回の1.5mm以上の番手では、素材自体の厚みが十分に確保できるため、両サイドが平らなフラット形状を採用しています。
【「押し切り」という新機能】
これにより、従来の「手前に引いて彫る」専用設計から脱却しました。タングステン特有の硬度とフラットな厚刃が組み合わさることで、まるで「のみ(彫刻刀)」のような「押し切り」が可能になりました。
【プロの活用例】
パーツの「逆エッジ(奥まった角)」に対して、刃をキュッと押し付けるだけで正確な角出しが可能です。力が逃げず、刃先がしならないため、一撃で理想の段落ちモールドが刻めます。精密なスジ彫りには従来のV字刃を、面出しや隅の処理にはこの新番手を使い分けることで、工作精度は異次元のレベルに到達します。
2. ユーザーの怒りを機能へ!収納問題を解決する「拡張プレート」
「新しい番手を買ったのに、手持ちのスタンドの穴が足りない!」
――この切実な問題が、今回の「ツールスタンド・エクステンション(拡張)プレート」を生みました。
開発のきっかけは、DULOの製品テストも手掛ける小島大隊長の「ぶち切れ」エピソードです。「手元に3本の新製品があるのに、スタンドの空き穴が1つしかない!」という、全モデラーが共感するジレンマ。これが開発チームを動かしました。
驚くべきは、メーカーが既存ユーザーを切り捨てなかった点です。「プレートと脚のみ」の単体販売を用意し、既に持っているスタンドの上に被せて「2段構造」へとアップグレードできる仕様にしました。
新たに13箇所のホール(追加スロット)が加わることで、収納力は大幅に向上。2段ひな壇になることで奥のツールの刻印も格段に見やすくなり、ツールを探すロスタイムをゼロにします。
ユーザーの不満を「新しいスタンドへの買い替え」で解決させるのではなく、「拡張」で解決する。DULOというブランドの誠実な設計思想が垣間見える製品です。
3. 着色で番手管理!「DIYエンドキャップ」の賢い設計
タガネが増えてくると「どれが何ミリの刃か一瞬で分からない」という課題が発生します。これに対し、DULOが出した答えは、あえて「未完成(自分で色を塗る)」の状態で提供することでした。
当初は20色のカラーバリエーション展開も検討されましたが、グリップの金属表面処理である「アルマイト加工」には限界がありました。多数の色分け、特に「赤紫色と青紫色」のような微細な色差を量産で安定させるのは至難の業。
そこで生まれたのが、グリップのお尻につける「自分で着色できるエンドキャップ」です。
■ 「凹み」がもたらすデザイン的価値
キャップの天面をあえて凹ませているのが最大のポイントです。
この凹みに模型用のラッカー塗料などを一滴流し込む(スミ入れの要領)ことで着色します。凹んでいるため、工具同士が接触しても色が剥げる心配がありません。
模型用塗料なら色のバリエーションは無限。さらにラインストーンを埋め込むなど、モデラーらしいカスタマイズも楽しめます。失敗しても薄め液で拭き取ればリセット可能。機能性と遊び心を両立させた解決策です。
あなたのアイデアが次のツールになるかも!?
DULOの開発陣は、
モデラーの皆さんのリアルな「悩み」や「欲しい!」を探しています。
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4. 開発陣とユーザーの「共創」が作る次世代のツール
DULOの進化は加速しています。現在、開発担当の元では、さらなる革新的な試作品が動いています。
- ニッパー専用スリット: 置き場所に困るニッパーを美しく、かつ安全にホールドできる専用天板。
- マテリアルの多様化: デスクの雰囲気を一変させる「木製ツールスタンド」の準備も進行中。
これらのアイデアの多くは、YouTubeのコメント欄などから拾いあげています。
DULOは、ユーザーの声を単なる感想ではなく「次世代ツールの設計図」として捉えています。「こんなツールがあれば」という声が、ダイレクトに開発者へ届き、製品へと昇華される。この「共創」のサイクルこそが、DULOの強みなのです。
まとめ:あなたのデスクを「最強の工房」へ
今回発表されたツール群は、いずれも「モデラーの時間を1秒でも無駄にしない」という執念から生まれています。
物理的剛性を活かした「押し切り」が加工の限界を突破させ、拡張性に優れたスタンドが思考を妨げない作業空間を作り、DIYエンドキャップが直感的な操作感をもたらす。
ツールが完璧に整ったとき、あなたの意識は「道具を探す・管理する」ストレスから解放され、純粋な「創作」へと向かうはずです。
あなたの作業机に、今一番足りない「ピース」は何ですか?
そして、次にDULOに叶えてほしい「夢のツール」は何でしょうか?
ぜひその声を上げてください。次はあなたが、新しいツールの生みの親になる番かもしれません。
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